退院して2日が経ちました。
ゆめの散歩ですが、リードを持つのは父に任せて、
後ろをゆっくりゆっくり付いていくスタイルでリハビリしています。
猫や他の犬を見つけていきなりゆめが走り出したら、今の私じゃ制御できないので。
退院後、いきなり散歩は無理だろうということで留守番の予定だったのですが、

ということで嬉々として前かがみで出発!!(単純)
しかし・・・!
入院中はせいぜい病院の廊下を行ったりきたりする程度だったので、
1時間半以上もかかるゆめの散歩コースをいきなり歩くのは無理だった!
(当然だ!会社行け!)
腹は痛いし頭はフラフラするし、「もう無理!帰る!無理!」を連呼して、
まだ先へ進もうとするゆめと父を無視してきびすを返す私。
ゆめも「なんだよぉー」という感じで引き返してきました。
私のことなんか捨てて行ってくれればいいのに・・・
すまんねゆめちん、もっと歩きたかったのに。
さて、入院中に書き溜めたどーでもいい日記ですが、
あと何回か続きますのでお時間があればどうぞお付き合いください。
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6月29日記
暇だ。

私のようにひたすら回復期にある入院患者というのは当然、暇だ。
お陰でかつてないほど、時間的には規則正しい生活をさせてもらっているが、
テレビを見ていてもつまらないし持ってきた本も読み尽くしたしゲーム(DS)にも
飽きてしまって、他に特にやりたいこともないときた。

かと言って昼寝し放題かというとそうでもない。
看護師さんが少なくとも一時間おきくらいには、なんだかんだの用で部屋をノックする。
血圧を測ったり、
体温を聞きに来たり、
お風呂の順番回ってきましたよと伝えてくれたり、
注射をしに来てくれたり。
それとは別に全くの抜き打ち(?)で先生が回診に来る。
特に変わりはないですか?
ーありません。 (勤労意欲が失われてきています。)
貧血症状はありませんか?
ー大丈夫です。 (金欠症状が出る予定です。)
ご飯は全部食べましたか?
ー食べました。(ついでにチーズおかき一袋たいらげました。)
ハイ、いいですね。
ーはい。(いいのでしょうか。)
このやり取りを一日三回くらいは繰り返す。先生が3人いて、3人がそれぞれ
予測不能な時間にやってくるのだ。
部長先生と、執刀医先生(父と私の間ではうさぎちゃんと呼んでいる)、あと若い先生。

そんなわけで、少しまどろんだところ、もしくは今まさに眠りの中枢に足を踏み入れた
瞬間、というところで有無を言わさず強引に目覚めさせられることになる場合も多く、
そういった目覚めにつきものの倦怠感に嫌気がさした私は、極力昼寝はせずに、
本を読んだりテレビを見たりして過ごしている。
こうして手元にパソコンがやってきたお陰で、いい暇つぶし材料ができた。

今、病室で手元にある本について。
自宅から持っていったのは、村上春樹さんの「遠い太鼓」、
宮沢賢治さんの「銀河鉄道の夜」「注文の多い料理店」。
読書はわりと好きだが、持っている本の数は多くない。
気に入った本を何度も何度も読み返すタイプの読書好きで、上の3冊はどれも読みすぎて
手垢でまっ茶色になったものばかり。
もっと色々な作家さんの本を読んでみるべきだとも思うのだけど、
読んでみて面白くなかったときのガッカリ感がいやなのだ。
宣伝文句や世評に騙された!貴重なお金を使ったのに!としばらく慙愧の念に苛まれる。

新しい本に挑戦して少しでもガッカリ感や物足りない感を受けるくらいなら、
大好きな読みなれた本を千回も万回も読むほうがずっと有意義だと思ってしまう。
それにしても何度読んでも、どこのページを開いて読んでも毎回面白いと思える本に
めぐり合えるって、物凄く幸せだなあと思わずにいられない。
私にとってはそれが村上春樹さんや宮沢賢治さんの小説だったり、「星の王子さま」
だったりする。勿論これは個人の好みであって、読書家の叔母は、村上春樹さんの
小説に魅力を見出すことがどうしてもできないと言うし、ある友人は宮沢賢治さんの
小説をどうしても5ページ以上読み進む気力が湧かないと言っていた。
そして彼女たちの勧める本は、大体私の気に入ることはなかった。
不思議なもんです。

しかし折角自宅から持ち込んだ3冊の本は、いまだほとんど病室で開かれていない。
なぜか!
兄貴が見舞いで差し入れてくれたからだ。
「DEATH NOTE」 全巻を。

入院患者に「DEATH NOTE」。
いくら元気に入院している人間とはいえ、DEATH NOTE。
兄貴の、一般人とは少しかけ離れた感性を垣間見ることのできるエピソードであった。

それにしても入院中の暇つぶしにはもってこいですよ、この漫画。
セリフの多さが予想外。モノローグの多さも予想外。
ぼんやり読むということができません。集中してセリフの意味を理解しながら読まないと、
気が付けば話についていけなくなっていた、ということに。
話の先を急ぎたい気持ちをぐっとこらえて、一コマ一コマ完璧に理解しながら
読み進んだほうが絶対に楽しめるはず。
かく言う私は映画でも何でも結論を先に知りたい人間なので、ワケも分からないまま
最後まで読み進み、結論を知ってからもう一度最初から読み直すという、
呆れた非効率ぶり。
あらためて、自分って頭の回転鈍いのねと実感させられた次第。
何はともあれ、いい時間つぶしにはなった。ありがとう兄貴。
でもなんとなく看護師さんの目に留まらないように、こそこそ隠れて読んでしまったなあ。
ところでDEATH NOTE、後味めちゃくちゃ悪くないですか?私だけ?







